6月27日(木)16:30~18:30、アンスティチュ・フランセ関西-京都稲畑ホールにて、講演会「イヴァン・ジャブロンカ、『私にはいなかった祖父母の歴史』を語る」が開催されます。講演者:イヴァン・ジャブロンカ氏 (パリ第13大学教授)。言語:フランス語(日本語通訳付)。入場無料。Read More →

「病気」の向こう側にあるもの。 科学者たちは顕微鏡のなかの小さな生きものを、どのように病原菌としてとらえたのか。 近代は病いについていかなる言葉で語ってきたか。微生物の発見。ワインの味。臨床医学の誕生。 エイズとその隠喩。「らい」と戦後日本。疲弊と回復――。 病いとその表象の向こう側にある、生きているわたしたちの歴史。 病む、生きる、身体の歴史 ―近代病理学Read More →

■レクチャーコンサート 「すごいジャズには理由(ワケ)がある Part5」 講師:岡田暁生 演奏:フィリップ・ストレンジ・トリオと武井勉&碓井雅史(テナー・サックス) 日時:5月11日(土)14:00~(入場13:30) 場所:京都府立府民ホールアルティ 入場料:一般4,000円(前売3.500円)、学生2,500円(前売2,000円) お問い合わせ:075Read More →

歴史修正主義が跋扈し、人文学の危機が叫ばれるなか、あえて「世界」とは何かを問う。人文学の根源的な問い直しのために。 われわれはどんな「世界」を生きているのか: 来るべき人文学のために 編著者:山室 信一 (編集), 岡田 暁生 (編集), 小関 隆 (編集), 藤原 辰史 (編集) ナカニシヤ出版 体裁:A5・382ページ 定価:本体4,200円+税 ISBRead More →

戦争末期の1943年から遂行された国策、満洲報国農場。終戦時には70近くの農場が存在したが、その実態は長く顧みられずにきた。農林省の役人や農学者たちが牽引したこの国策により、東京農業大学の実習生や多くの若者たちが辛酸を嘗め、死へと追いこまれた。命を支える農業を研究する農学が、そして学生を育むべき大学が、棄民に加担した事実に迫る。 農学と戦争 知られざる満洲報Read More →

五〇年の時の隔たりと政治的・文化的流行の盛衰を超えて、“68年5月”の出来事と同時代の思想の双方に触発されながら、現在について考える―。二〇一八年五月、京都大学人文科学研究所で行われた連続セミナー(全一〇回)の全記録。“68年5月”は今、私たちに何を問うているのか。フランス現代思想、政治、哲学、精神分析、歴史、エピステモロジー…、一〇名の論者が、それぞれの専Read More →

あたりまえを疑う。言うは易しだが、これが思うようにできない。手ぶらでやろうとすると気づかぬうちにかつての「あたりまえ」のなかに囚われてしまう。生活のあたりまえ、男女のあたりまえ、会社や仕事のあたりまえ、経済や文化のあたりまえ、国家のあたりまえが劇的に変わっていこうとしているなか、これまでの「あたりまえ」から出ていくためには、優れた道具が必要となる。 文化人類Read More →

ユダヤ人ホロコースト、カンボジアの内戦、日本の植民地支配……歴史的トラウマは語り伝えられ、次世代へ引き継がれていく。研究者たちは、トラウマを精神医学的あるいは心理学的な問題に安易に還元せずに、伝えられる過程へ飛び込み耳を傾けた。経験を乗り越えるためのかすかな光に触れた証言者たちの苦闘。 トラウマを共有する (トラウマ研究) 編者:田中 雅一・松嶋 健 京都大Read More →