温暖化や感染症など、生きる基盤である地球が揺らいでいる現代、人間の生の営みはどう変わるのか。本書は、哲学、文学、人類学、建築、歴史など、さまざまな分野の研究者たちによる、新たな人文学を拓く試みである。人間中心主義を換骨奪胎し、変転しつづける環世界と人間の関係を追う。 「生きる営みとは、いまの自分たちさえ生きていければよいというものではない。それは未来への責任Read More →

文化人類学者たちが〈剥き出しの生〉を現場から描いた、15章+6つのコラム。人びとが日常的に、またさまざまな事件や事故を通じて文化的・社会的属性を剥奪されて生きざるをえない状況に注目しながらも、グローバルな観点を失うことなく、そこから南アジア世界の強靭な生活世界とその多様性について論じる。「愛がなければ、無に等しい」(コリントの使徒への手紙13章) インド・剥Read More →

歴史学、宗教学、言語学、人類学など各分野の専門家が集結し、最 近のチベット研究の成果をふんだんに盛り込んだ、日本のチベット 学の現在を知るための書。本書は既に存在する解説書とは一線を画 し、平易な概説と専門的な論文との間の架け橋となる。 上巻は歴史篇・宗教篇を収録。 チベットの歴史と社会 上 歴史篇・宗教篇 編者:岩尾一史・池田巧 出版社:臨川書店 体裁:ARead More →

2021年3月27日(土)14:00〜16:30、ZOOMウェビナーにて、人文研アカデミーシンポジウム「狂い咲く、フーコー」が開催されます。共同研究班「フーコー研究──人文科学の再批判と新展開」(小泉義之班長、2017-2020)の最終報告書『フーコー研究』(岩波書店)の刊行を記念する合評会形式の公開シンポジウムです。コメンテータ:重田園江(明治大学)、森元Read More →

農業の工業化に引きずられるかのように、農学の工学化がとどまることのない今、果たして工学に従属しない「農学」はどのようにして存在可能なのか、という問いから書き起こす、今までにない農学思想書。「農本主義」の提唱者にして我が国の代表的農学者である横井時敬を軸に、満洲移民政策に深く関与した橋本傳左衛門、報徳思想に傾斜した転向農学者杉野忠夫、ナチス農業政策の満洲移植をRead More →

2021年1月10日(日)10:30~16:45、オンラインにて、人文研アカデミーオンライン公開シンポジウム『「日本の伝統文化」を問い直す』が開催されます。講師:真柳誠、宮崎法子、シルヴィオヴィータ。司会:重田みち。 以下のリンクから事前登録をお願いいたします。 https://zoom.us/webinar/register/WN_o_MUZHGYSAazRead More →