フーコー研究
死後35年余、ますます重要性を増すミシェル・フーコー。実証的研究と哲学的考察が交差するその巨大な思想圏を、現在の人文科学の観点から多角的に解明する。京都大学人文科学研究所が主催、4年に渡る共同研究の成果を一挙収録。今後の人文科学において長く参照されうる強度をもった、フーコー研究の最前線にして到達点。 フーコー研究 編著: 小泉 義之, 立木 康介 出版社:岩Read More →
死後35年余、ますます重要性を増すミシェル・フーコー。実証的研究と哲学的考察が交差するその巨大な思想圏を、現在の人文科学の観点から多角的に解明する。京都大学人文科学研究所が主催、4年に渡る共同研究の成果を一挙収録。今後の人文科学において長く参照されうる強度をもった、フーコー研究の最前線にして到達点。 フーコー研究 編著: 小泉 義之, 立木 康介 出版社:岩Read More →
温暖化や感染症など、生きる基盤である地球が揺らいでいる現代、人間の生の営みはどう変わるのか。本書は、哲学、文学、人類学、建築、歴史など、さまざまな分野の研究者たちによる、新たな人文学を拓く試みである。人間中心主義を換骨奪胎し、変転しつづける環世界と人間の関係を追う。 「生きる営みとは、いまの自分たちさえ生きていければよいというものではない。それは未来への責任Read More →
文化人類学者たちが〈剥き出しの生〉を現場から描いた、15章+6つのコラム。人びとが日常的に、またさまざまな事件や事故を通じて文化的・社会的属性を剥奪されて生きざるをえない状況に注目しながらも、グローバルな観点を失うことなく、そこから南アジア世界の強靭な生活世界とその多様性について論じる。「愛がなければ、無に等しい」(コリントの使徒への手紙13章) インド・剥Read More →
歴史学、宗教学、言語学、人類学など各分野の専門家が集結し、最 近のチベット研究の成果をふんだんに盛り込んだ、日本のチベット 学の現在を知るための書。本書は既に存在する解説書とは一線を画 し、平易な概説と専門的な論文との間の架け橋となる。 上巻は歴史篇・宗教篇を収録。 チベットの歴史と社会 上 歴史篇・宗教篇 編者:岩尾一史・池田巧 出版社:臨川書店 体裁:ARead More →
農業の工業化に引きずられるかのように、農学の工学化がとどまることのない今、果たして工学に従属しない「農学」はどのようにして存在可能なのか、という問いから書き起こす、今までにない農学思想書。「農本主義」の提唱者にして我が国の代表的農学者である横井時敬を軸に、満洲移民政策に深く関与した橋本傳左衛門、報徳思想に傾斜した転向農学者杉野忠夫、ナチス農業政策の満洲移植をRead More →
女の悦びと男の悦び、どちらのほうが勝るのか?満足が完全であればあるほど、性関係を阻害する「ファルス享楽」の逆説から、完全さの桎梏を逃れ、果てしなく上乗せされる「女の享楽」の冒険へ。デュラス、聖女テレサ、ラカンの愛人ミーヨ…ラカンの反哲学の地平に「女たち」の思想史を試みる画期的な書! 女は不死である: ラカンと女たちの反哲学 著者:立木康介 出版社:河出書房新Read More →
子ども食堂、炊き出し、町の食堂、居酒屋、縁側… オフィシャルでも、プライベートでもなく。 世界人口の9人に1人が飢餓で苦しむ地球、義務教育なのに給食無料化が進まない島国。ひとりぼっちで食べる「孤食」とも、強いつながりを強制されて食べる「共食」とも異なる、「あたらしい食のかたち」を、歴史学の立場から探り、描く。 現代社会が抱える政治的、経済的問題を「家族や個人Read More →
第2次世界大戦後のベビーブームを背景に、若者文化が花開いた1960年代。中心にはビートルズが存在し、彼らの音楽・言動は世界に大きな衝撃を与えた。他方、サッチャー流の新自由主義も実はこの時代に胚胎した。今なお影響を与え続ける若者文化と新自由主義の象徴は、なぜイギリスで生まれたか――。本書は、ファッション、アートなどの百花繚乱、激動の社会とその反動を紹介し、19Read More →
二〇二〇年、世界的なコロナ禍でライブやコンサートが次々と中止になり、「音楽が消える」事態に陥った。集うことすらできない―。交響曲からオペラ、ジャズ、ロックに至るまで、近代市民社会と共に発展してきた文化がかつてない窮地を迎えている。一方で、利便性を極めたストリーミングや録音メディアが「音楽の不在」を覆い隠し、私たちの危機感は麻痺している。文化の終焉か、それともRead More →
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