雲岡石窟の考古学――遊牧国家の巨石仏をさぐる (京大人文研東方学叢書)
日中両国でいまなお平行線をたどる雲岡石窟の編年説に挑む! ! 敦煌・龍門とならび中国三大石窟の一つである雲岡石窟。京都大学人文科学研究所の前身である東方文化研究所の水野清一・長廣敏雄は、日中両国が戦火を交える最中、世界に前例のない石窟の悉皆調査に踏み出した――人文研に蔵する膨大な資料と写真群を整理してきた著者が、日中間でいまなお平行線をたどる雲岡の編年説に挑Read More →
日中両国でいまなお平行線をたどる雲岡石窟の編年説に挑む! ! 敦煌・龍門とならび中国三大石窟の一つである雲岡石窟。京都大学人文科学研究所の前身である東方文化研究所の水野清一・長廣敏雄は、日中両国が戦火を交える最中、世界に前例のない石窟の悉皆調査に踏み出した――人文研に蔵する膨大な資料と写真群を整理してきた著者が、日中間でいまなお平行線をたどる雲岡の編年説に挑Read More →
革命家として認知される以前、毛沢東は世界で如何なるイメージを持たれていたのか。知られざる若き日の毛沢東像が浮かび上がる。 その名は轟けども姿の見えない毛沢東――政府官報に掲載された太っちょ毛沢東はいったい何者なのか。傑作ルポルタージュ『中国の赤い星』によって毛の素顔が明らかになるまで、偉大なる革命家は世界で如何なるイメージをもたれていたのか。世界中に散らばっRead More →
「平和のための戦争」を大義名分にかかげ、毒ガス、戦闘機、戦車などの近代兵器とともに、足かけ4年におよぶ「総力戦」を繰りひろげた第一次世界大戦(1914-18)は、まさに「人類の終末」としての「現代のはじまり」を告げるものでした。本書は48名の第一線の研究者による、第一次世界大戦を多面的に考えるためのアンソロジーにして、コンパクトな小百科です。付・略年表。 第Read More →
一九一八年一一月に終結したとされる大戦。だが、一連の講和条約は諸問題を解決できず、各地で革命戦争、内戦、民族紛争として引き継がれ、大戦は「未完の戦争」として「次なる戦争」を用意した。アメリカの覇権、社会主義国家ソ連の出現、その狭間で統合を模索するヨーロッパ、ナショナリズムの勃興……断絶と継続の相が交錯する中で、現代世界の枠組は作られた。シリーズ全体の人名索引Read More →
大戦の前後で、文学や芸術の相貌は一変する。大戦は、上流ブルジョワ社会が支えてきた芸術や学知、とりわけ「西欧的芸術」の危機をもたらした。「物語ること」自体が虚偽となり、表象の不可能性が議論されるようにもなった。社会参加と自律のはざまで揺れ動く芸術。時代は大衆文化へ、そして脱西欧へと大きく舵を切ってゆく。 精神の変容 (現代の起点 第一次世界大戦 第3巻) 山室Read More →
人類史上初の総力戦―その帰趨を決したのは、狭義の戦力というよりも、各交戦国の政治力や経済力や技術力、いわゆる国力の優劣だった。鉄鋼、資金、労働力から人の心に至るまであらゆる「資源」が動員された大戦では、兵士はもちろん、銃後の人々もまた戦争を生きぬく当事者となった。戦場、銃後、収容所に映る総力戦の諸相を考察し、大戦の総体性に迫る。 総力戦 (現代の起点 第一次Read More →
1914年6月、バルカン半島の紛争として勃発した戦争は植民地帝国の戦争へと姿を変える。戦場になったか否か、参戦したか否かを問わず、大戦の衝撃は世界に波及し、世界規模の社会変動を引き起こした。植民地やアジアにとっての大戦経験に光をあて、大戦の「世界性」を考察する。 世界戦争 (現代の起点 第一次世界大戦 第1巻) 山室 信一 (編集), 岡田 暁生 (編集),Read More →
近代は「未開」のモノ崇拝を「フェティシズム」と呼んで切断した。それが,近代社会に刻印されたモノの呪いの始まりであった――。モノをめぐる固着した植民地的関係の相対化を図りながら,「信仰」「蒐集」をキーワードに,領域と地域を軽やかに越境するモノの呪力に迫る。ヒトと身体とモノの目くるめく交歓を描くシリーズ第2巻。 越境するモノ (フェティシズム研究 第 2巻) 京Read More →
ユネスコ世界文化遺産「宗廟」の歴史を読み解き、五百年におよんだ朝鮮王朝の実像をあぶりだす。歴史にたち現れる朝鮮民族の姿とは。 1995年、優れた歴史性と独特の建築様式からユネスコ世界文化遺産に登録された韓国の宗廟。宗廟とは、歴代の王および王妃の位牌をまつる霊廟であり、その変遷は朝鮮王朝の歴史そのものともいえる。当時の儒教知識人たちが繰り広げた宗廟の祭祀をめぐRead More →
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