いまなお説の一致をみない国号「日本」、称号「天皇」の誕生説。多くの日本史研究者を悩ませてきた難題に、中国学者が挑む!
国号「日本」、称号「天皇」については、日本史研究のうえでは論じ尽くされたかもしれない。しかし、中国学の立場からはすこし違った観点を提示することができるのではないか――(本文より)
いまなお説の一致をみない国号「日本」、称号「天皇」の誕生の解明を念頭に、紀元前より数世紀にわたって繰り広げられた古代日本の対中国交渉の歴史にせまる。中華世界に従属した「倭」「王」は、いつどのように「日本」「天皇」への脱皮をはかったのか。そしてその思惑とは。多くの日本史研究者を悩ませてきた難題に、中国学者(シノロジスト)が挑む!
漢倭奴国王から日本国天皇へ――国号「日本」と称号「天皇」の誕生(京大人文研東方学叢書)
臨川書店
冨谷 至 著
寸法:18.8 x 12.8 x 2.5 cm、頁数:224ページ
定価:3,000円+税
ISBN:978-4653043744