2025年2月11日(火、休)13時00分~、京都大学時計台百周年記念ホールにて、人文研アカデミー2024 シンポジウム「近現代天皇制を考える学術集会——「建国記念の日」に問う」が開催されます。講師:高木博志(京都大学)、原武史(明治学院大学)、駒込武(京都大学)、永井和(京都大学)。司会:小堀聡(京都大学)。入場無料・申込不要。

橿原宮で初代神武天皇が即位した神話にもとづく「建国記念の日」が、1967年に公布されました。1872年にはじまる戦前の紀元節は、記紀神話に基づく天皇制を、学校行事をはじめ社会へと浸透させる役割を果たしました。「建国記念の日」公布から今日までの57年のあいだに、反対運動が継続する一方で祝日として定着してきました。つねに現代に向き合ってきた人文科学研究所では、この日に近現代天皇制を学術的に考え続けたいと思っています。